何年か前に、台湾旅行をかけた○×クイズの司会を進行したことがある。
あと1つどちらかが正解すれば台湾旅行GETという場面で、
用意していた問題がなくなり、じゃんけんで決めることになった。
サッカーで言えば、接戦の末、PKになったようなものだろう。
よくPKにまでもつれこんだら、「そこから先は運だよ」なんて言われるが、
リオオリンピックの決勝戦でネイマールが決めたゴールも、
はたして、本当にそうだろうか。
きっと、素人には運としか説明できないほどの、
決めるべくして決めた「思考」なり、「技」なり、「プロセス」があったはずだ。
同じように、じゃんけんにも、勝つべくして勝つ方法がある。
雄風会でも、以前、シーズン2かシーズン3で、
どちらかは忘れたけど、真剣に取り上げたテーマ。
パーはグーに勝ち、グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝つが、
パーはチョキに負け、チョキはグーに負け、グーはパーに負ける。
「恋愛のトライアングル」「日本の三権分立」・・
個人的にはいろんなイメージが浮かんでしまう。
そんなことはどうでもいいが(笑)
話をもどそう。
じゃんけんのルールだけを見ると、
3つの手の組み合わせだから、
勝つのも負けるのも1/3の確率だと思うかも知れない。
でも、実際は人間がやるのだから、
どうしても身体、心の反応が無意識のうちに出てきて、
単純に1/3とはいかないものだ。
だからこそ、最初にパーを出せば勝ちやすいなんて法則があるのだが、
(桜美林大学の芳沢教授が実際にとった11567回のじゃんけんデータより。
チョキ31.7%。グー35%、パー33.3%
つまり、最も多かったのが「グー」で最も出されなかった手は「チョキ」なので、
パーを出せば勝ちやすい。)
ここでは、その辺の手法は述べない。
別に詳しく述べている専門家がいるので、そちらを参照していただくとして、
あくまでもメンタリズム的な勝ち方にこだわりたい。
1つは、相手の出す手を誘導する方法だ。
相手が出す手をチョキに誘導できれば、当然あなたはグーを出せば勝てる。
同じように、何らかの方法でパーに誘導できれば、
あなたはチョキを出すことで、相手を負かすことができる。
先の○×クイズの決勝戦の場面なら、台湾旅行をGETできるのだ。
でも、その前提には、3つの手から特定の1手へと誘導できる
何らかの知識なり、スキルなりが必要になる。
具体的にはフォースの技術を身につけてないと難しいでしょう。
たとえば、
11から50までの数字の中で、2桁の奇数をちょっと思い浮かべてみてください。
ここで、もし、37とか35とかをパッと思い浮かべたとしたら
ボクにフォースされたことになります。
このフォースは、決まれば超能力に見えるほどのインパクトがありますが、
難易度としては、やっぱり高い。
相手が出す手を自由自在に誘導できたら、
台湾旅行どころか、今頃、ジェダイになっているでしょう。
理想はそう。だけど難しい・・・。
だから、ボクはもう1つの方法で、じゃんけんをしています。
それは、「勝つぞ!」ではなく「負けない!」というじゃんけん。
仮に、相手が何らかの事情でグーとパーしか出せないとしたら、
あなたはパーを出していれば、絶対に負けない。
つまり、3つの手のうち、どれか1つを封じれば、
いずれは勝てるのです。
パーでも、グーでも、チョキでも何でもいい。
どれか1つだけ、出ないようにする。
相手の頭の中からたった1つだけ選択を消してしまえば、
最後には必ず勝てるのです。
じゃぁ、具体的にはどうすれば、消せるのか?
1つだけ封じることができるのか?
答えを知りたいかも知れない。
でも、ここから先は、あなたの「創造するDo」の出番です。
実際にじゃんけんをしてみて、どうしたら1つだけ封じることができるか、
あれこれ試してみてください。
既にあなたの着眼点は他の人とは違いますから、
きっと、近いうちに見つけることができるはず。
もちろん、ボクはボクなりの方法を見つけています。
あなたも見つけたら、いつか、ランチをかけて対戦しましょう。
その日が来るのを楽しみにしています!